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正直者に幸いあれ

2018/06/17
 
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高い物よりも安い物がいい。

でも、それホントに安いものですか?

 

こんばんば。

 

2018年4月19日、大阪府は総合スーパー「イオン」を運営するイオンリテールに対し、景品表示法違反として、再販防止を求める措置命令を出しました。

実際は発売日や商品数を限定していないのに、広告チラシなどで「本日限りの厳選特価」などと宣伝して販売を行ったことが利用者からの指摘により判明したということです。

発表によると、イオンリテールは2017年7月から2018年1月にかけて、大阪、兵庫、奈良、滋賀に位置する10店舗の新聞折り込みチラシで「ミツカン追いがつおつゆ2倍1リットル」など4商品について、少なくとも24回にわたって商品数や販売時間帯を限定していないにも関わらず、「先着300点限り」「昼12時までのご奉仕品」などと表示して販売をしていたということです。

大阪府によると、府内の利用者より「お買い得のように広告されているが、いつも安い」との情報が入り、調査したところ、不正が判明したとのことです。

イオンリテールはこの件に対し「各店舗で広告表示の内容を守らないといけないという認識が甘く、広告部門との連携もうまく取れていなかった。再発防止の為、再度教育を徹底したい」としているとのことです。

買い物をされる方はよくご存じとは思いますが、スーパーなどでの食料品の販売価格は日々変化しています。

特に野菜などはその値動きが大きく、つい先日までは野菜がめちゃくちゃ高い時期が続いていました。

白菜1/4カットで200円とか、レタス1玉300円とか、安い時の3倍くらいで売られていて「は!?」と思ったものです。

野菜に関しては天候による生産量の増減で価格が大幅に変わったりするので、消費者側としてはなるべく安くていいものをと考えます。

そんな中で、売り場にあるわけです。

 

「本日限りの特売品!」

 

実際に価格を見ると、なんとなく安い気がします。

しかも、日持ちもするし、あっても困らない使い勝手の良い商品。

そろそろ買っておいてもいいかなと思えば、おのずと手が伸びてしまうものでしょう。

 

でも、それは別に「本日限り」ではなく、通常の販売価格だったわけです。

消費者を騙して販売していたと言われても反論の余地はないでしょう。

消費者庁の発行している「事例でわかる景品表示法ガイドブック」によれば、事業者の商品販売やサービス提供について、以下の3点のを禁止しています。

・優良誤認表示の禁止

・有利誤認表示の禁止

・その他誤認のされるおそれのある表示の禁止

つまり、消費者が商品やサービスを選ぶにあたって、事実と異なる不当表示や有利表示されたものを購入し、不利益をこうむらないように消費者を守るため、法律で定められているわけです。

景品表示法は正式には「不当景品類及び不当表示防止法」と呼ばれ、以前は公正取引委員会によって管轄されていましたが、2009年9月1日に消費者庁に全面移管をされました。

 

売りたいと買いたい。

つまり供給と需要なわけですが、人は必ずしも買いたいものを買うわけではありません。

そこには必ず価格が関係してきます。

同じものなら、誰しも高い価格より安い価格で購入したいものです。

しかし、価格には適正価格なんてものはありません。

作るための原価、利益により売値は日々変わります。

同じ飲料水でも某スーパーでは89円で売っていても自動販売機では150円だったりします。

問屋さんをすっ飛ばして直接購入して販売すれば、問屋さんの利益分が掛からないので、より一層安くなるわけで、一般消費者には嬉しいわけですが、問屋さんの収入は減り、それらに関わる方々の収入が減方向へと傾きます。

その方々も一般消費者に当たるわけですから、収入が減れば財布の紐もきつくなる。

商品を買う一般消費者が減れば、売り上げが減る。

売り上げが減れば今度はスーパー関係者の収入が減る。

そしてスーパー関係者も一般消費者になるわけですから、、、

最初は小さな動きだったものがどんどん大きくなって、どんどん悪循環が起きて、、、

そして、一般に言うデフレスパイラル状態に続いていくのでしょう。

 

良い物にはその対価を。

でも、できる限り安く。

現在世の中では人材不足が騒がれています。

オリンピックもあり、建設業界では人手不足状態が続いています。

大工が足りない、左官屋が足りない、溶接工が足りない、ガードマンが足りない、

色々と現場の声が聞こえてきます。

でも、人はいっぱいいるのです。

ちゃんとした対価を払っている会社にはちゃんと人がいるのです。

足りない足りない言っている人に限って、ちゃんとした対価を払っていません。

 

月曜日に呼び出されて、現場を調査します。

先方の希望では、土曜日までに工事を収めてほしいと言います。

内容を聞いて、打ち合わせてして、その日のうちに見積を出します。

この工事はこれくらいかかりますよ。

別におかしな金額を出してません。

まっとうな金額を出してます。

でも、普通に言われます。

「半額でやってよ」

やれるわけがありません。

むしろやれるとしたら、出した見積は何だったのかと。。

そんなことを言うなら、他を当たってくれと。

でも、赤字で取る会社もあるのです。

この工事では赤字だけど、他の工事で挽回してトントンにする。

そんな会社も沢山あります。

そうやって価格破壊が起こります。

価格破壊を起こして、つぶれて消えていきます。

ホントに勘弁してほしいです。

 

でも、消費者でも、企業でも、安い方がいいと誰しも思うのです。

ちょっと高くてもいいものを手に入れたい。

一般消費者ではそういう人もいるでしょう。

あそこのスーパーはちょっと割高だけど、野菜の新鮮さが違う。

そうやって選ぶ人もいるでしょう。

でも、企業は違います。

そんなことを思う人は多分いません。

良いものを作ってても、悪いものを作ってるところと比較して、もっと安くしてよと迫ります。

そうやって価格破壊を続けます。

 

日本にはいつ好景気が訪れるのでしょう。

普通に広告して、普通に良いものが売れて、普通に儲かって、普通に給料が上がる。

そろそろそんな流れが来てもよさそうなのですが、2018年度の労働組合による賃上げ交渉、いわゆる春闘は現在終盤を迎えていますが、平均的に見て昨年よりは若干の上向きに留まっているようです。

 

一度値引き交渉の癖がついたら、なかなかそれはやめられません。

当然のように金額を引いてきます。

そうすると金額を出す側は引かれるのを想定して金額を作ります。

騙し騙され騙し合い。

誰もホントのことは言いません。

世の中ホントにそんなんでいいんですかね。。

でも、正直にやっても馬鹿を見るだけですし。。。

みんなが少しずつ正直になればいいのになぁと思う今日この頃です。

 

それではまた明日。

 

 

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今日の脳トレはこちら。

 

正直者が馬鹿を見るって言葉、ほんと嫌い。

 

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