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不幸の連鎖が更なる不幸を呼ばないように、世界は変わる

2018/08/30
 
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自分はうるさくないと思う。

でも、自分以外はそうじゃないかもしれない。

 

こんばんは。

 

1974年8月28日。

神奈川県平塚市である殺人事件が起こりました。

今から44年前。

それは平塚市内の県営住宅で起こりました。

 

「ピアノ騒音殺人事件」

 

日本の近隣騒音が原因とされる殺人事件の第1号と言われています。

犯人は当時46歳の男性。

被害者は下の階に住む4人家族のうち、妻33歳、長女8歳、次女4歳の3人。

こんな事件があったのだと、今日初めて知りました。

 

犯人の男性は、35歳の頃、自分が聞いているステレオの音に対して隣人から苦情を受け、トラブルになったことがあったそうです。

そのことを境に犯人の男性は音に対して非常に神経質になるようになったといいます。

時には近所のよく吠える犬を殺し、問題になったこともあったようです。

本人の話によれば、近所のガラス戸の開閉音でさえ爆弾の炸裂音のように聞こえ、脳が破壊されるような苦痛を感じていたといいます。

 

そんな中、県営住宅に引っ越してからしばらく経った後、下の階に被害者家族が引っ越してきました。

子どもが小さいこともあり、階下は騒がしく、また、被害者家族の夫は趣味が日曜大工だったこともあり、休みの度に工作音が聞こえてきていたといいます。

犯人は度々被害者家族の夫婦に苦情を訴えていたそうですが、相手にされなかったそうです。

 

そして、事件が起こる1年前。

被害者家族の長女がピアノを習い始め、階下より毎日のようにピアノの音が響くことになります。

犯人は事ある毎に苦情を言い続け、時には、

 

「親が日曜大工で騒音を出しているから子どもも遠慮しない」

 

ということも言っていたそうです。

しかし、被害者夫婦は相手にしていなかったといいます。

 

そして、1年後の夏休みももう終わろうとしている水曜日の朝、事件は起こります。

その日の朝9時の神奈川の気温は27.2℃、湿度は85%と蒸し暑い日だったようです。

そして、午前9時20分。

被害者家族の長女が引くピアノの音に怒りを爆発させた犯人は、行動を起こします。

被害者家族の夫が出勤をし、妻がゴミ出しに外出したことを確認した犯人は、被害者家族の部屋に侵入。

ピアノを弾く長女を刺身包丁で一刺しし、殺害。

続いて傍にいた次女を殺害。

その後、近くにあったマジックペンで被害者夫婦に対する恨み節を書き殴り始めます。

それを書き終える前に、妻が帰宅した為、同様に刺して殺害し、逃亡。

 

犯人はその後、海で死にたいと自殺を試みますが、失敗し、3日後の8月31日に警察に出頭。

逮捕に至りました。

 

事件後、実際にピアノの音は騒音だったのかという検証もされました。

当時の「騒音に係る環境基準」によれば、住宅地においては、昼間は50phonフォン以下、朝夕は45phonフォン以下、夜は40phonフォン以下とされていました。

現在は騒音単位としてのphonフォンは廃止され、dBデシベルになっています。

phonフォンdBデシベルは1000Hzヘルツの音の場合はイコールなので、まぁ、イコールと考えておいて良いでしょう。

検証によれば、犯人の部屋は44phonフォン以下だったそうです。

また、階下で引いたピアノの音も測定されなかったとされています。

しかし、当時犯人と離婚の話も浮上していた妻も「階下のピアノの音は自分にも度が過ぎて聞こえた」と証言しており、また、検証は警察官が弾くピアノで行われた等、一概に鵜呑みに出来ない検証結果だったようです。

検証で用いられた測定方法は神奈川県の公害防止条例に基づいたものであったそうですが、それに照らし合わせると44phonフォンというのは「睡眠が妨げられる」、「病気のときに寝ていられない」と規定されるレベルの音だったようです。

 

裁判は1年間ほど行われ、精神鑑定などでも責任能力はあるものの、騒音公害によりサイコパスに該当するとも言われましたが、1975年8月11日、犯人には「ピアノの音が不快であるという犯行の動機に酌量の余地はない」と一度死刑判決が下されました。

当時、この事件はマスコミでも大々的に報道され、全国から騒音被害者などによる助命嘆願活動なども行われていたそうです。

それにより、1976年の5月に再度精神鑑定が行われ、責任能力なしとの判断が下りました。

しかし、その年の10月には「拘置所内の騒音に耐えらえず、死にたい」という理由で控訴を取り下げ、死刑が確定しました。

 

なお、44年経った今、2018年現在、この死刑はまだ執行されていないようです。

当時46歳だった犯人も今は90歳。今現在、最高齢の死刑囚だそうです。

44年間、うるさいという拘置所内に拘留され、犯人は今何を思っているのでしょう。

 

この事件を機に、日本では騒音に対する考え方が劇的に変わったと言われています。

住宅の設計でも遮音に対する考えが細かくなり、楽器に対する弱音装置なども取り付けれたようです。

うるさい。

一言にいっても、その感じ方は千差万別です。

多少の音では何も感じない人もいれば、ほんの少しの音でも嫌な人もいる。

逆に聞こえるか聞こえないかの音の方がイライラする人もいる。

 

住宅街に住む限り、騒音とは無縁ではいられません。

子どもだからうるさくしても構わない。

そういうことはありません。

多少は許されるかもしれませんが、それは、親がちゃんと言い聞かせて改善しようとしている場合に限られます。

誰だって不快な思いはしたくない。

でも不快かどうかは自分ではわからない。

不快に思った人から苦情が来たのであれば、それに対しては真摯に対応をするべきではなかったのか。

少なくとも、この犯人は最初から殺害に走ったわけではなかった。

どんなやり取りがあったかは分かりませんが、一度苦情が出た時点で、対応しておけば、この悲劇は生まれなかったのではないかと、犯人を擁護するつもりはありませんが、そう思わずにはいられません。

 

他人が何を考えているかなんてほとんどの場合分からない。

だからそこ、自分の安全を守る為にも、危険かもしれないというサインを見落としていけないのだと思うのです。

世の中には自分の常識など通じないことが沢山あるのですから。

 

それではまた。

 

 

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今回の記事はウィキペディアのピアノ騒音殺人事件を元に作成致しました。

 

 

今日のお勧め動画はこちら。

[Music] それゆけワンダーランド – beco (騒音のない世界)

この曲を聴いていると誰かの歌声が聞こえる気がする。

 

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