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スルガ銀行不正融資問題第三者委員会調査報告書に関して

2018/09/09
 
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そこまでして働かなきゃいけないのか。

嘘をついて稼ぐことは詐欺と変わらないのではないか。

 

こんばんは。

 

スルガ銀行による株式会社スマートデイズに対する不正融資問題。

9月7日に第三者委員会の調査報告書が公表されました。

300ページを超える調査報告書。

一通り目を通すだけでもだいぶ骨が折れました。

なにせ分からない言葉も結構出てきました。

 

スルガ銀行は主に静岡県と神奈川県を営業エリアとする地方銀行です。

しかし、西を静岡銀行、東を横浜銀行と、営業エリアが地方銀行の中でも有数の規模を誇る銀行と隣接しており、早くから法人営業ではなく、個人向けローンを重視した企業戦略をとってきました。

それにより、スルガ銀行は好業績を収めてきたと言われています。

しかし、今回の株式会社スマートデイズに対する不正融資が発覚し、窮地に追い込まれした。

ですが、会社の一部の暴走ということではなく、組織的によるものだったと推察されます。

 

株式会社スマートデイズはすでに破産した不動産会社です。

女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」や男性向けシュアハウス「ステップクラウド」などの不動産転貸事業を展開していました。

「家賃0円、空室ありでも儲かる不動産投資」という触れ込みで個人投資家などにシェアハウスを購入させ、それをスマートデイズが一括で借り上げ、運用するという仕組みです。

つまり、個人投資家はシェアハウスのオーナーとなり、アパートが空っぽでも、毎月株式会社スマートデイズから家賃収入が入る。

どういう説明で、家賃0円で空室ありでも家賃が保証されるということに納得したのかはちょっと分かりませんが、投資家オーナーは700名にも上ったということです。

そして、その多くが、スルガ銀行にて住宅ローンを契約し、家賃収入にて返済していくということを想定していました。

しかし、2017年10月、突如株式会社スマートデイズからの家賃支払減額と2018年1月以降の支払不可の通知。そして2018年5月には破産手続きが開始されました。

個人投資家オーナーの手元に残ったのは多額の住宅ローンと入居率の低いアパートです。

 

今回問題になっているのは、この株式会社スマートデイズとスルガ銀行が結託して個人投資家を騙したのではないかという点です。

まず、注目すべきは株式会社スマートデイズの社名がまだ株式会社スマートライフだった頃、2015年2月3日、スルガ銀行のお客様相談センターに寄せられたある情報。

それは、スルガ銀行が取引をしている株式会社スマートライフについての忠告のような文書。

 

1.株式会社スマートライフの実質的経営者は個人向けの住宅ローンを取り扱う貸金業に関連した詐欺での前科がある。

2.その実質的経営者は出所後は不動産業を始め数社の実質的オーナーとして経営したが、すべて会社を計画倒産させている。

3.現在も元妻名義で法人を設立後、株式会社スマートライフに出資し、株主となっている。会社の決定権をすべて握っており、スルガ銀行の担当者とも直接やり取りしている。

4.株式会社スマートライフの個人投資家に対する30年の家賃保証は通常の家賃相場価格より倍以上の設定で収益シミュレーションを行ない、高額のシェアハウスを販売している。投資家への家賃支払いは現行家賃では回収できず、到底まかなえない状態。

 

そして、この文書は『上記を十分調査の上、スルガ銀行のコンプライアンス規定に問題がないか判断した上で取引をした方が良いのではないか?』と締め括られました。

 

つまり、この事態が明るみに3年も前にその片鱗は見えていたということです。

お客様相談センターよりこの文書の報告を受けたスルガ銀行の経営企画部は審査部と共に情報共有、外部の調査機関で裏を取り信憑性があると判断し、当時の岡野副社長に報告をします。

そして、これはマズいと判断されたのでしょう。

岡野副社長は当時の株式会社スマートライフが関与する取引をすべて中止するように指示を出します。

株式会社スマートライフはスルガ銀行に対して出入禁止となりました。

しかし、そこで問題は終わりません。

当時株式会社スマートライフと取引していたスルガ銀行の横浜東口支店の担当者が一計を講じます。

話を持ってきた株式会社スマートライフと個人投資家の間に別の不動産会社を噛ませる。

つまり、スルガ銀行はその別の不動産会社の紹介という形で個人投資家に融資をすると見せ掛けるということです。

しかも、その別の不動産会社も株式会社スマートライフの元従業員が立ち上げたダミー会社。

それらのやり取りが横浜東口支店の行員と株式会社スマートライフにて交わされました。

もう確実に背任行為です。

 

では何故、そこまでして契約を取りたかったのか。

それは、スルガ銀行の異常な営業管理体制があったと読み取れます。

今回の第三者委員会の調査で行われた営業ノルマに関する調査結果も衝撃的でした。

 

問.当社のノルマ(融資実行残高目標)を厳しいと感じたことはありますか?

 はい  39.6%

 いいえ 59.6%

 未回答 0.8%

 

これは全行員の回答です。

それがローン営業に関わったことのある行員に絞るとこうなります。

 

 はい  87.2%

 いいえ 12.8%

 

9割近い行員が厳しいと感じている。

そして、なぜ厳しいと感じたのか、具体的な回答の一部がこちら。

 

『毎月、月末近くになってノルマが出来ていないと応接室に呼び出されて(バカヤロー)と、机を蹴ったり、テーブルを叩いたり、1 時間、2 時間と永遠に続く。給料返せなどと、怒鳴られる。こうゆう、本部長や支店長、センター長は 1 人 2 人ではない。知っている限りでは全体の半分ぐらいそうだ。数字で怒鳴ったりしない支店長は、珍しく社員の中で噂が流れるほどだ。ノルマが出来ないと夜の 10 時過ぎても帰れない。残業代など支払われるはずがない』

『過度な営業目標があり、目標は必達であり、達成出来ていない社員には恫喝してもよいという文化があります。営業活動についてはマネージャークラスであっても行動記録票の提出を求められ、訪問件数・架電件数・申請件数をもとにまた叱責があります。毎日これを繰り返しであり、精神的に追い詰められていました』

『7%超の無担保ローンを月に 10 億実行しろ、との目標は過大であると思いませんか?』

 

営業目標に対しても、物件のマーケティング調査が行われておらず、根拠のない、数字のみが独り歩きして目標として定められていたようです。

つまり、釣り堀に魚が10匹いないのに、魚を10匹釣ってこいと言われている状況だと現場では思っていたそうです。

 

そして、そのノルマが達成できないと、上司からとんでもない叱責を受けていたようです。

その具体的な内容も報告書にありました。

 

『営業成績が上がらないことに対し、「銀行の収益の足を引っ張る社員」、「去れ」、「お前に給与を支払うのが勿体無い」、「大した営業成績も上げずに時間外ばかりつけやがって」など厳しく叱責されました』

『毎日2~3時間立たされて詰められる、怒鳴り散らされる、椅子を蹴られる、天然パーマを怒られる、1ヶ月間無視され続ける等々』

『毎日、毎日、怒鳴り続けられ昼食も2週間ぐらい全然、行かせてもらえず夜も11時過ぎまで仕事をさせられ体調が悪くなり、夜、眠れなくなって、うつ病になり銀行を1年8ヶ月休職した』

『お客様と十分に合意形成がなされていない段階でも、SSPなる会議(※1)への出席、案件上程を要求され、会議中にはターゲットになる者を特定され、多人数の前で罵声を浴びせる。結果その被害者が精神的に追い詰められて休職や退職に至ったら、それを反省するどころか、営業推進を一生懸命に行った結果だと肯定し、その数や追い詰め方を自慢し競い、賞賛されるような状況にあった。まさしく恫喝、強要でパワハラ以外の何でもないことが各地で行われていることを知っていながら、誰も止められなかった、本気で止めようとしなかった』

※1 週1回行われていた営業本部幹部、審査部幹部などが参加する個別の融資案件についての会議(2017年12月5日に廃止)

 

ここで上げたのは一部です。

ご興味のある方はスルガ銀行のホームページにある『第三者委員会調査報告書(全文)』のP174~176に他の内容もありますので、ご覧下さい。

 

つまり、そんな営業ノルマの中にあったスルガ銀行の行員。

売上さえ上がればいい、ノルマさえクリアできればいい。

そういった意識の中で株式会社スマートライフが株式会社スマートデイズに名称を変更し、いくつものダミー会社を噛ませても契約を続けたのでしょう。

そして、個人投資家の自己資金が足りない場合なども、不正に書類を偽装して契約を結んだと言います。

しかも、社内的な調査によれば、審査資料の不正や偽装について知っていながらも黙認、または疑いを持ちつつも拒絶しないという体制だったと言います。

しかし、全てが破綻し、個人投資家が泣きを見ている。

スルガ銀行は2018年7月に「シェアハウス顧客対応室」を設置し、個人投資家オーナーに対して、金利の引き下げ、返済条件の見直しなどを支援してきたと言います。今後は、金融庁の「金融分野における裁判外紛争解決制度」を利用しての元本の一部カットも検討していくということですが、その「支援」という言葉は正しいのかどうか、、、

 

失われた信用はそう簡単には戻りません。

今回の一連の件でスルガ銀行の会長、社長、専務2名、常務1名が辞任しました。

責任を取って辞任と言いますが、その責任て何ですかね。

なんか、個人投資家に補填したり、社内体制の改善に努めたりするのが責任じゃないですかね。

辞めて、はいさよなら。

それが責任を取るというのって、なんか変だと思うんですが、なんでみんな辞めさせようとするんでしょう。

残した方がよっぽど大変だと思うのに、、、

 

今年になってパワハラ問題が数多く取り上げられてますね。

仕事の為に部下を怒る。

それは仕方のない面もあるかも知れません。

しかし、感情的になってはいけない。

でも、どうやっても無理な数字を上げろと言う上司と、どうやっても上げられない部下では、まともな話し合いが出来るとは思えませんね。

しかし、よくこんな体制でも、業績がとても良かったということです。

つまり、それだけの人を騙してきたということでしょうか。。。

恐ろしい話です。

 

それではまた。

 

 

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甘い話はよく調べないと、、、自分だけは大丈夫なんてことは絶対ないのだから、、、

 

 

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心が荒むとこういう生活にボーっと憧れます。

でも、これはこれで大変だよなぁ。。。

 

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